喫煙の害は科学的に証明されている

喫煙の害は科学的に証明されている

喫煙は有害か無害か、いまだにいろいろな意見が聞かれますが、タバコの健康障害の作用については科学的な実証研究によって完全に証明されています。禁煙こそ、健康長寿の道です。
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たばこを吸えば吸うほど自殺しやすくなる

たばこを吸う本数が多いほど自殺の危険が高まるという調査結果がでています。中年男性で特にこの傾向が強くなることが、厚労省研究班の発表により明らかになりました。日本人の中年男性を調査したところ、1日に吸うたばこの本数が多いほど自殺する危険性が高まることが大規模疫学調査により判明したのです。厚生労働省研究班は40才から60代の男性を約4万5000人について約10年間追跡して調査しました。人数の規模からもこれは信頼に値する研究結果です。厚生労働省研究班はこの間に自殺した173人の喫煙状況を調べました。すると、1日の喫煙本数が20本未満の人と比べて、自殺の危険性は30本以上40本未満の人で1・4倍と高まっていたのです。さらに一日40本以上の人で1・7倍にまで自殺のリスクが高まっていたのです。

 

喫煙すると自殺しやすくなる

最近、タバコを吸うほうが自殺率が減少するという意見をのべる喫煙擁護者がいますが、大規模な疫学調査で、はっきりとその間違いが示されていることをどう説明するというのでしょうか。これは厚生労働省研究班の研究であり、その主任研究者である津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長らが大規模疫学調査の結果、まとめた正確なデータです。日本はこの十年、年間3万人を超える自殺者が出ています。日本は禁煙を促進していけば自殺率を減少させることができるかもしれません。禁煙で自殺が減る可能性がある以上、喫煙本数の多い人は自殺のリスクがあることをふまえて、タバコをやめることをおすすめします。

 

夫の喫煙で妊娠率が半減

胎児は喫煙者がそばにいるだけで、その副流煙による悪影響を受けることがわかっています。不妊治療をしている人はタバコの害に特に注意が必要です。体外受精の際に、体外で受精させた卵子を胎内に戻した時に、無事に妻が妊娠する確率は、妻本人や夫がたばこを吸っていると、50パーセントも低下します。母体が喫煙者であると妊娠率が下がることはもちろんのこと、配偶者が喫煙者であっても妊娠率が低下するのです。これほど、タバコの煙は有害だということです。夫婦のいずれかが喫煙者であることで、夫婦そろって非喫煙者の場合の約半分にまで妊娠率が下がってしまうのです。これまでも間接喫煙の害が胎児に及ぶことはわかっていましたが、体外受精における妊娠の成功率にも影響するのです。

 

喫煙が少子化を促進する

このデータからは、体外受精でない自然の妊娠でも同じ結果になることが予想されます。つまり、妊娠したいなら、たばこのない環境での生活が大切となるのです。世の中にはタバコを吸うことを正当化し、擁護するようなことを主張している人もいますが、その人が吸う煙を妊娠中の女性が副流煙として吸い込むことで、小さな命を死に至らしめていることをどう考えるというのでしょうか。喫煙は自分の体に癌や肺気腫をおこすだけではなく、周囲の小さな命をも奪う害毒なのです。

 

親の喫煙でリスク3倍になる乳児のアレルギー

赤ちゃんのアレルギー性鼻炎は、両親のいずれかが喫煙していることで発症リスクが三倍になることがわかりました。タバコの煙の漂う室内で育った赤ちゃんは、1歳までにアレルギー性鼻炎を発症する割合が3倍に増えます。親がアレルギー体質の乳児633人を調査したところによると室内での1日の喫煙本数が20本以上という家庭の乳児は、アレルギー疾患、アレルギー性鼻炎の発症が増加することがわかりました。両親のいずれかが喫煙者であれば、この条件は容易に満たされます。その結果、赤ちゃんの免疫機能に悪影響が出ていることがわかります。赤ちゃんが障害を受けるということですから、タバコは有害であることは間違いないことなのです。

 

アレルギー体質なら禁煙は必須

タバコを擁護する一部の人々は、こうした事実をどのように見ているのでしょうか。自分自身の健康のみならず、赤ちゃんや子どもなど周囲の人々を傷つけ病気にしてしまうタバコとはいかにおそろしいものであるかわかるというものです。ニコチン中毒をおこすことで、一度、始めた喫煙習慣を断ち切るのは容易なことではありません。喫煙者となった後で、有害なものであると知らされて、それから禁煙に取り組むことはたいへんな苦労でもあります。家族が全くたばこを吸わない家庭の乳児に比べて、家族がタバコを吸う家の乳児は、鼻炎の発症が倍増、特にアレルギー性鼻炎の発症は3倍に増加するという事実は、各家庭において家族全員が禁煙することの重要性を示しているといえるのです。


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