うつ病と生活習慣

うつ病と生活習慣

うつ病と生活習慣についての情報をまとめました

うつ病と生活習慣

うつ状態の人は冷え症、低体温が多いといわれています。
これを改善することで、メンタルの症状もよくなることが多いという研究もあります。


食材でもシナモンやショウガ、ニンニク、タマネギ、トウガラシなどの
カラダを温める食材多く摂取するとよいでしょう。逆に、冷たい水、ジュース、アイスクリーム、冷えたビールなどはよくないです。


保温の方法としては半身浴や腹巻、カイロ、ゆたんぽなどを活用しましょう。
ウォーキングなどの運動も代謝をあげるので効果的です。
西原克成先生の『これだけで病気にならない〜「顔と口の医学」』(祥伝社新書)という名著があります。


なぜ、お腹(腸)が冷えると、メンタルの不調が起きてくるのでしょうか?
西原先生は、腸と脳と目と皮膚がすべて発生学でいう外胚葉に由来するからであると説いておられます。


脳で活躍するセロトニン、ドーパミン、アセチルコリン、アドレナリンなどの
脳内伝達物質は脳腸ホルモンとも呼ばれています。
脳と腸は求心性自律神経で、大脳辺縁系につながっているのです。


腸の冷えによって、腸内細菌が、パイエル板のМ細胞から白血球にとりこまれ、
汚染された白血球が、脳血液関門を通過して、神経細胞にばい菌をばらまき、
脳のニューロンに一種の脳症をひきおこしたものが、拒食症やうつなどのメンタル疾患だという説を、西原克成先生は主張しています。


冷たいものを食べると、腸の平滑筋が極端に冷え、内臓神経を介して、
異常な神経伝達物質が大脳辺縁系に伝わり、メンタルの不調を引き起こすということです。


ミトコンドリアはすべての細胞に存在し、熱産生やアデノシン三リン酸という
エネルギー源を作っている細胞小器官です。このミトコンドリアが最も
正常に活動できるのが体温36.5度以上の時で、それ以下だと働きが鈍ります。


「冷たい物中毒」でカラダが冷えると、全身の細胞でミトコンドリア活性が低下し、
そのまま免疫力の低下につながるのです。私達の体内には咽頭や腸から、雑菌がたえず侵入しています。


しかし、カラダが冷えている時は、白血球はばい菌を完全に処理できず、
生きたまま取り込んだ状態で全身にばらまきます。


ミトコンドリアの活動は腸や咽頭が冷えすぎて、一部で働きが低下することが、
全身のミトコンドリアにも影響を与え、脳内でもミトコンドリアの機能が乱され、
幸せや安らぎを感じるために必要なセロトニンやドーパミン、βエンドルフィンなどが不足するのです。


 

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