恋愛恐怖症とは
恋愛恐怖症とは、恋愛への恐れが過度になった状態です。恋愛を極度に恐れる理由としては、過去の恋愛での失敗、男性恐怖、女性恐怖などの異性恐怖があります。いずれも、過去のトラウマが原因になっています。心の傷を癒すことで、恋愛への一歩が踏み出せます。セルフイメージが低い人の場合、一度の失敗で、自己を全否定する傾向があります。幼少期の性的な虐待や異性の親からの虐待などが原因になる場合は、一切恋愛ができない場合もあります。異性が近くによるだけで嫌悪感を感じるケースもあります。逆に、不毛な恋愛を繰り返す恋愛依存になる場合もあります。どちらの場合も根源にあるトラウマは同じ種類のものです。潜在意識の中にあるトラウマを癒す心理療法により、恋愛恐怖は克服することが可能です。潜在意識の中にある歪んだ思い込みを解除し、新しい認知を育てることで、症状が緩和されていきます。恋愛恐怖つまり異性恐怖症は、異性に話しかけられない、異性をみると緊張する、リアルの付き合いがはできない、といった症状となって出てきます。それが、軽度のものであれば、多くの悩みは、「異性に自分から話しかけられない」という悩みとなって出現します。このレベルの軽度の異性恐怖をもつ人は多いです恋愛経験がありながら、それが破綻したことがきっかけで、この状態に陥るケースもあります。いずれの場合でも、解決するには潜在意識にできあがっている「観念」を取り除く必要があります。観念というのは正確には「固定観念」というもので、それは「思い込み」です。男性の場合でいえば、「自分は女性に声をかけることなんかできない」あるいは、「よく知らない女性と会話を続けることなんかできない」というように思い込みを持っていたりします。恋愛について「自分は恋愛下手である」という観念をもつこともあります。こういった思い込みを修正することから、女性恐怖症を解除していきます。具体的にはセルフイメージの構築のやり直しをします。アファメーションとよばれる自己暗示を行うことを基礎にしながら、実際の行動を積み重ねて、実績を作っていきます。体験を積み重ねるという方法で、「できる」という感覚を育てます。これは個々の事例で取り組み方が少しずつ違うので、専門家に相談しながら実践することをお勧めします。潜在意識の働きについての理解を深めることが基礎となります。
恋愛恐怖〜負の感情をどうやって浄化するか
自分の中にある負の記憶の中でも、両親や友達、恋人との嫌な出来事についての感情は、厄介な存在です。何かをきっかけにそのことを思い出すと、負の感情も呼び覚まされてしまうものです。それは好ましくない現象ですから、対策が必要です。自分の中にあたらしい思い込み、解釈を生み出すことで、負の感情を浄化できます。どんな出来事も左右からみることができます。正負のどちらからでも見れます。両親や家族については、何があっても、「これは善意でしてくれたのだ、ありがとうございます」そう解釈していくといいと思います。両親や家族の過去のことも同じです。「あれはきっと善意でしてくれたのだ。ありがとうございます」そう「のりなおし」(受け取り方の工夫)をするのです。事実は同じでもそれを解釈するのは本人の自由です。自分の心が幸せになれるような解釈をすると、負の感情を浄化することができます。飲んだくれの暴力をふるう父親がいたとします。飲んだくれ、暴力、そこを見れば不愉快になるでしょう。しかし、こう考えることもできます。「父親はほんとうは朝から晩まで酒を飲んでいたかったのに私達子どもを育てるため、がんばって働きに出てくれたんだな。ありがとうございます。」このように、どの角度から見るのかで、すべて変わります。自分を救うために見る角度を変えるのです。自分の両親についての究極の見方は、これです。「お父様、お母様がいてくれたから、私はこの世に誕生できたのです。ありがとうございます。」どのような角度で物事を解釈をしても自分の自由です。だったら、自分を幸せな気持ちにできる解釈はどのようなものか、それを考える工夫にエネルギーを使いましょう。「ねたみ」という感情についてはどうでしょうか。兄弟姉妹、友達などに対して負の感情としてしばしばあなたを苦しめるかもしれません。まずはその感情が「ねたみ」であると、気がつくことがまず先決です。そのうえで、何がうらやましかったのか。自分の気持ちを見つめてみましょう。多くは満たされない自尊心が背景にあるので「自分はまだまだだ」と謙虚になるよう気持ちを工夫してみましょう。そして相手を祝福してその長所をほめてあげてください。口に出していってあげていいでしょう。心の中で念じても潜在意識への効果はあります。そして、「私は十分に幸せです」と自分に宣言してください。まだ実現していないことについては、心の中に実現イメージを抱いて、その結果に対して上記の宣言をしましょう。相手のほうが恵まれているように見えても実際のところはわかりません。本当はあなたのほうが恵まれていると後になってわかる可能性があります。自分の人生で何を実現したいのかを明確にすれば、他人の姿に振り回されなくなります。今の自分の位置、つまり何の途上にいるのかを自覚していましょう。自分が世界の中心です。他人は自分ドラマの脇役です。主人公が脇役に振り回されすぎては物語が進むべきところに進みません。相手を祝福して、その幸せを祈ってあげると、もやもやしたものは、消えていきます。完全に消えるまで、繰り返し、心の中で祝福をしてあげてください。他人に向けた祝福の言葉は、自分に向けた言葉として潜在意識に作用します。「ありがとうございます」と心の中で繰り返しつぶやくようにするとモヤモヤした「ねたみ」も消えていきます。潜在意識の働きについての理解を深めることが基礎となります。