低線量放射線の健康効果

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電磁波は有害だが低線量放射線は健康増進する

電磁波は健康に悪影響がありますが、低線量の放射線は健康増進効果があります。日本の国立環境研究所の発表では、2003年にすでに電磁波と癌との関連性が明らかにされています。測定値で4ミリガウス以上ある環境では、それ以内の数値に比べて小児急性リンパ性白血病発症率が4.73倍にはねあがったという調査結果があります。また、小児脳腫瘍では10.6倍の発生率です。この数値、4ミリガウスというのは、家庭用の電磁波測定器で、測定すると、確認することができます。IH調理器も非常に強い電磁波を発生させるので、欧米で、このタイプの調理器が普及していない理由はこれです。範囲は限定されていますが、周囲二メートルほどの空間に強大な電磁波を発生させるため、胎児のDNAを破壊し、流早産や奇形の原因になるのです。船瀬俊介氏の著書『やっぱりあぶない、IH調理器』に詳しいです。電磁波とは、家電製品などの電気を使用する機器から、発生するもので、すべての家電製品から発せられています。しかしながら、その機器の種類によって、発生する電磁波の大きさはさまざまです。もっとも問題になるのはIH調理器や住宅周囲の高圧電線です。IH調理器は、その周囲数メートルに強大な電磁波を発生させます。また高圧電線が住宅の近くにあると、広範囲にわたって電磁波が発生しますので、その影響は甚大です。電磁波が強い場合に出る健康被害としては、妊婦の流産、早産、未熟児、胎児奇形、などの妊娠、出産に関連した異常、それから慢性頭痛や肩こりなどの原因のよくわからない体調不良。もっともおそろしいのは癌の発生を促進するという点です。胃癌や肺癌などのほか白血病なども増加することがわかっています。

 

低線量放射線の作用とトーマス・ラッキー博士の研究

トーマス・ラッキー博士は、NASAで宇宙放射線の健康への影響を長年研究しホルミシス効果を発見した第一人者です。現在、日本の福島よりも高い放射線が日常的に存在するアメリカのコロラドに自宅をかまえて住んでいます。そこでは、自然放射線が福島の被災地よりも高いレベルで存在し、たくさんの住民がそこに暮らし、健康で長寿です。これは何を意味するでしょうか。また、世界中には日本の福島の被災地の何倍、何十倍もの放射線を日常的に受けている地域や国があります。そこでは住民がみな健康で、放射線による健康被害の報告は、どれだけ研究者が探そうとしても見つかっていません。これは何を意味するでしょうか。具体的には、中国の広東、インドのケララ、ブラジルのガラパリ、イランのラムサールは、この例にあてはまります。そこでは、みな健康に長寿で暮らしているのです。とりわけラムサールは日本の百倍もの放射線量です。それを日常的に受けている住民に放射線による健康被害が一切見つかっていないのはなぜでしょうか。低線量の微量放射線には健康促進効果があるのです。それは細胞活性化によるアンチエイジング効果です。このため、低放射線療法では、むしろ癌は治り、肌は若返り、免疫力が向上するのです。この低放射線療法は日本では東大医学部の稲恭宏先生が権威です。稲先生は、末期癌で余命半年と宣告された患者を、低放射線療法で延命させ、数年を経ても患者はいまだ元気に生きているのです。またリウマチが進行すると指の骨が変形しますが、稲先生は、低放射線療法でその曲がった患者の指を元通りに回復させることに成功しました。日本でもこのような医療があることをマスコミはなぜ報道しないのでしょうか。そして、実は全国のラドン温泉もラジウム温泉も玉川温泉もすべて、低放射線による細胞活性、アンチエイジングの効能を活用したものです。

 

ミズーリ大学名誉教授トーマス・ラッキー

ミズーリ大学名誉教授のトーマス・ラッキー博士が放射線ホルミシスの健康効果を提唱して以来、原爆被災者のデータを主張するICRPとの論争が続いてきました。自然放射線の100億倍を超える線量率の放射線をあびた原爆と、低レベルの放射線の問題が根本的に違うことが明確になりました。そして、2001年6月には、フランス医学アカデミーのモーリス・チュビアーナ博士は、1998年からEUの研究者達との協同研究にて、人体細胞の放射線の影響を調査してきた結果を発表しました。その結果、自然放射線の10万倍の線量以下の線量率であるならば、常時照射をされ続けたとしても、人体細胞の健全性確保は、パーフェクトであって、発癌には至らないと発表しました。2007年にチュビアーナ博士はマリー・キュリー賞を授与されました。東日本大震災での福島の放射線が自然放射線の10万倍を超えるわけもなく、まったく安全であることがこのことからも明らかなのです。2004年より日本でもホルミシス療法を研究、普及させるために、準備を重ね、2007年10月にホルミシス臨床研究会が設立されました。同年11月には、放射線ホルミシスの提唱者であるトーマス・D・ラッキー博士を招いての国際シンポジウムも開かれています。

 

ホルミシス臨床研究会

日本では自然放射線の被爆量は年間1ミリシーベルト以下と定められています。1ミリシーベルトとは1000マイクロシーベルトですから、ホルミシス臨床研究会が推奨する臨床の線量、10マイクロシーベルト毎時〜100マイクロシーベルト毎時では、10から100時間以上の使用で、国の基準を超えてしまいます。しかし、ラッキー博士や稲博士の研究で明らかなように、日本よりもはるかに自然放射線が高く、日本の数倍から数十倍の地域が世界中にあり、そこでは赤ちゃんから妊婦までみな健康に日常生活を送り、放射線により疾患が増えるどころか健康長寿を実現している現状をみれば、ラドン温泉やラジウム温泉の利用は、なんら問題がないといえるのです。むしろ、積極的にこの健康効果を活用すべきではないでしょうか。アンチエイジング、がん予防、アレルギーの改善など、これまで報告された臨床データをみれば、それは明らかです。詳しくは、ラッキー博士の『放射能を怖がるな!』などの著書をお読みください。またホルミシス臨床研究会による『医師がすすめる放射線ホルミシス2 ラドン浴の実践』という本もおすすめです。天然の放射性鉱石が使われた家庭用のグッズも販売されており、通販でも入手することができます。アメリカのモンタナ州には、アメリカ北西部にあり、カナダと国境を接しています。この地に、ラドン浴施設ラドンヘルス・マインがあります。モンタナ州にはイエローストーン国立公園があり、自然が豊かな州です。その南西部にあるボールダーという町に、ラドン浴施設ラドンヘルス・マインがあります。1951年、この地にあった鉱山の地下坑道を数回訪れた婦人の滑液のう炎の痛みが消えたことから評判になりました。そしてこのウラン鉱山は、健康施設になりました。エレベーターで地下25メートル降りた採掘坑道が、ラドン浴施設になっているのです。ここでは適応症は関節炎、脊椎炎、滑液のう炎、痛風、リウマチ、気管支喘息、偏頭痛、乾癬、湿疹、強皮症などとされています。ここでは着衣のままラドンガスを吸うことでラドン浴を行います。日本でもラドン温泉が各地にあります。ラドン温泉の効能は、日本では、リウマチ、皮膚炎、関節痛のほか、自律神経失調症、更年期障害、めまいや耳なりを伴うメニエル氏病、冷え症、神経系頻尿症、腹部腸管癒着症、気管支喘息、頭部外傷性神経症ほか、さまざまな疾患に効果があるとされています。

 

トーマス・ラッキー博士の理論

919年にワイオミング州に生まれたトーマス・ラッキー博士は、低線量の放射線が、健康増進効果があり、それが医療の優先順位の中で上位にあるものであるとの論文を発表しています。ラッキー博士は、ミズーリ大学医学部生化学の主任教授を1984年まで務められ、現在は名誉教授です。1968年からNASAの宇宙飛行士の健康について研究されました。NASAの宇宙飛行士の健康に関する研究に携わったとき、宇宙で被爆する宇宙放射線の影響について調べました。宇宙飛行士は大量の放射線を宇宙で浴びていますが、そのことで病気が増えることはなく、むしろ、宇宙から帰還してからは健康が増進されていることを突き止めました。そのことからラッキー博士は、放射能は生命にとって必須のもので、多くの場合は我々はむしろ放射線が不足した状態で生きており、健康増進のためには、もっと低線量放射線をあびることが必要であると結論づけました。人間の健康増進のためには、自然にあびている量の30倍以上必要であり、それは60ミリシーベルト以上の低線量の放射線を提供することが有益なのだとしています。そして世界中で研究され、発表されていたデータを調べた結果、世界中にある自然放射線の高い地域での住民の健康がむしろ増進されていること、ラドン濃度があがるほど、肺ガンの死亡率が減少したとのアメリカでの70万世帯への調査など、さまざまな事例をあげて、解説しているのが、『放射能を怖がるな!』という本です。本書は、翻訳・解説を茂木弘道さんが務められ、ラッキー博士の著として出版されています。『放射能を怖がるな! ラッキー博士の日本への贈り物』 (単行本・ムック) / T.D.ラッキー/著 茂木弘道/訳・解説。本書を読めば、ラドン温泉やラジウム温泉をもっと活用することで、われわれはガンを予防し、肌の老化を防止して、アンチエイジングを実現できることがわかります。ラドン温泉もラジウム温泉も日本のいたるところに存在しています。秋田県の玉川温泉や鳥取県の三朝温泉が有名ですが、他にもたくさんあります。また、温泉まで行けなくても、放射線ホルミシスの製品を入手して家庭でも放射線ホルミシスの効果を得ることができるのです。


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