カウンセリング

カウンセリング

カウンセリングと心理療法について解説しています

カウンセリング

カウンセリングとは、心理的援助というほどの意味です。
この心理的援助は、治療的な意味合いでなされる場合と、
予防および発展の意味合いでなされる場合があります。

メンタル疾患においては、トラウマtrauma(心理的外傷)と呼ばれる
心の中の深い傷を探り、これを癒すことを主眼においています。
このような治療的な援助が、いわゆる「心理療法」といわれるものです。


したがってカウンセリングに中に、心理療法として行われるものと、それ以外のものがあるということです。
たとえば、教育現場での教師による生徒への面談なども広い意味でのカウンセリングに含まれます。


代表的なカウンセリング理論に、精神分析的カウンセリングがあります。
これは、精神科医フロイトが創始したもので、患者の自由な連想を聞き出し、
内面の深層心理を分析することで、症状の原因となるコンプレックスを見出し、これを解消させるように導きます。


この他に、行動療法的カウンセリングと呼ばれるものがあります。
行動理論と学習理論をもとにしていて、恐怖や不安を患者の行動を変えることで解消するものです。


もう一つの大きな流れに、来談者中心的カウンセリング(来談者中心療法)と呼ばれるものがあります。
これはロジャーズにより創始されたもので、患者個人の中に成長力や問題解決力が
本来備わっているとの前提で、自己実現の心理的援助を目指すものです。


その他、上記から派生した様々な手法が存在しています。
これらは精神科医、心療内科医などの医師によって行われるものもありますが、
臨床心理士などのいわゆるカウンセラーによって行われるものもあります。


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