恋愛依存とラポール

恋愛依存とラポール

ラポールとは、ある条件下で発生する強い親近感のことです。臨場感を伴う空間を共有することで、ラポールは生まれます。
催眠療法はどこで受けても同じというものではありません
催眠療法↓ 詳細はこちら↓




安心のヒプノセラピーを体験できる施設をご紹介しています。

はじめての方でもお気軽に。他でダメだった人にも。



恋愛依存を起こす心理状態とは

ラポールとは、ある条件下で発生する強い親近感のことです。臨場感を伴う空間を共有することで、ラポールは生まれます。この例として「ストックホルム症候群」という事例があげられます。1973年にスウェーデンのストックホルムで銀行強盗による人質立てこもり事件があったのですが、その被害者となって人質にされた人々が、その後、犯人グループに奇妙な親近感を持つようになったのです。警察に対して犯人たちをかばったりするような行動がみられたのです。また後になって犯人の一人と人質になった一人が結婚したりしたそうです。人質立てこもり事件において、最初は人質同士が団結して心のつながりが生まれます。これが第一段階のラポールになります。そして、その異常な空間を支配している犯人に対して強いラポールが生じます。デートのとき、ラブロマンスよりもしばしばホラー映画が効果的とされるのもこの仕組みを活用しているからです。つまり、恐怖空間の共有の中で、怖がる女性と怖がらない男性という状況が生まれ、女性が男性にラポールを生じるのが理由です。また、和歌山県に谷瀬のつり橋というデートスポットがあります。十津川にあるこのつり橋を渡ると、恋人同士になれるというのです。渓谷の高いつり橋を渡ると、カップルが仲良くなりやすいのです。これも、危険という臨場感を共有することで、ラポールが生まれるのです。さらにここで、男性がつり橋を揺らすと、その空間の支配者として第二段階のさらに高いラポールにつながる可能性があります。

危機感の共有がポイント

危機的状況や共通の敵を持つことで男女が結びつくケースはよく知られていますが、これもラポールを生じやすいからです。このようにさまざまな人間心理の法則が働いて、「恋愛依存」という現象も発生します。その本質は「錯覚」と「思い込み」です。過去の恋愛に縛られた心から脱却するには自分の思い込みを自覚する必要があります。過去のことは過ぎ去ったことであり、それをつかまえておく必要はまったくありません。忘れ去っていいのです。あなたは今、ここにいて創造しているのです。過ぎ去った過去にどれほどの意味があるでしょうか。心の中に浮かべることができるのは一つです。わざわざ過去の悪かったものを一つ選んで浮かべるのではなく、未来のすばらしい成功者としての自分を選んで、それを一つ浮かべておけば、他のものを浮かべるヒマはありません。失敗したことは全部忘れていいのです。その記憶に支配される必要性はありません。今の自分の意識に上らせるのが何か、それだけがあなたの運命を決定するのです。

家庭内離婚や浮気、不倫について

夫婦関係が冷え込んでしまって、家庭内離婚になっている人からの相談は多いです。そして、既婚者でも、婚外恋愛つまり不倫、浮気などの男女関係を持っている人もしばしば相談にこられます。私がまだ心理療法家としてかけだしのころ、そういった相談に対しては、正常化させたほうがよいという視点がどうしても入ってしまったように思います。しかし、症例経験を重ねて、問題を解決していく人の足跡と共に歩む中で、そういった方向性にはこだわらなくなりました。もっとも重要なことは、明るく前向きに生きていて、精一杯精進努力している日々を過ごせているかどうか、それが魂にとっての最大の関心事です。もし、家庭内離婚や不倫や浮気の状態において、あなたの魂が曇り、輝きを失い、前向きに生きていけないなら、そうした関係は解消するほうがいいのです。しかし、問題はそう単純ではありません。そこで、私は、最近では、どうすれば、その人の魂が発動し、明るく前向きになれるのかという部分に焦点を当てて、それ以外の問題には柔軟な視点であたるようにしたのです。そうすると、意外に早く、好転していく人が多くなりました。男女の関係、夫婦の関係には、最善の道は個々のケースで違います。決して、標準形がすべてに当てはまるものではないのです。したがって、状況によっては、不適切と思われる関係でも、それがあったほうがいいという場合もあるようです。もし、罪悪感を持っている人がいたら、一度、前世療法を受けて見られることをお勧めします。魂のガイドは、あなたに実行できないような選択を無理強いしたり、強要することは絶対にありません。あなたはむしろ、「許された」気持ちになり救われるはずです。

※著作権は放棄していません。ウェブサイト上の画像・文章などの転載、引用はお断りいたします。