遺伝子と脳内ホルモンの働き

遺伝子と脳内ホルモンの働き

病気になるリスクが遺伝子解析でわかるように性格についても、遺伝子DNAを調べるとわかるというのです。
催眠療法はどこで受けても同じというものではありません
催眠療法↓ 詳細はこちら↓




安心のヒプノセラピーを体験できる施設をご紹介しています。

はじめての方でもお気軽に。他でダメだった人にも。



遺伝子が決める脳内ホルモンの働き

「人生に前向きな人」は遺伝子で決まっていることがわかってきました。病気になるリスクが遺伝子解析でわかるように性格についても、遺伝子DNAを調べるとわかるというのです。病気については遺伝子の研究で命が救えるようになってきました。例えば、アンジェリーナ・ジョリーという女優が、乳がんになる遺伝子が見つかったために乳房切除手術をあらたじめ行う選択をしました。がんの予防のために遺伝子を調べたり、認知症のリスクを調べたりする時代になってきました。これと同じように、DNAを調べると性格傾向がある程度、わかるのです。性格を決めている脳内伝達物質の作られ方が、遺伝子によりいくつかのタイプに分かれていることが判明してきました

やる気や意欲や好奇心に関連するドーパミンの受容体の個体差

やる気や意欲や好奇心に関連しているドーパミンという脳内伝達物質が知られていますが、このドーパミンを受け取る「ドーパミンD4受容体」が、遺伝子によりさまざまなタイプに分かれていることが、性格に関与しているのです。この受容体を合成する遺伝子の特定塩基の配列繰り返しの回数は二回から十二回と人により異なっているのです。実はこれが性格に大きな影響を与えていて、繰り返し回数が多いほど、ドーパミンの影響を受けやすい、つまり、好奇心旺盛で、新奇性が強いということが判明しています。逆に繰り返しの回数が少なくなるほどに地道な性格になります。このほか、ノルアドレナリンの分泌は協調性にかかわっていて、ほかには衝動性、固執性、やさしさなども脳内物質が関与しています。

精神の安定をつかさどるセロトニンの取り込み機構の遺伝子による差異

セロトニンは、「心を落ち着かせる」「心のブレーキ」として働く脳内物質ですが、このセロトニンを取り込むセロトニントランスポーターは、二種類の遺伝子があり、L遺伝子の人は、セロトニンの影響が出にくいので、ブレーキが弱いため、「楽観的」になります。その反対にS遺伝子の人は慎重になります。そして、この遺伝子の組み合わせはLLタイプ、LSタイプ、SSタイプに別れ、それが楽観的、慎重、中間の三種類の性質が出現します。先のドーパミンによる新奇性、地道という二分類とこの三分類を使うと日本人の場合は、四タイプにわかれます。楽観・新奇性のあるタイプ、慎重・新奇性のあるタイプ、楽観・地道のタイプ、そして、慎重・地道のタイプです。
これを理解することで、職場などの適材適所の配置もうまく機能します。また、自分のタイプを知ることで、無理をせず、長所を活かせるようになるでしょう。

※著作権は放棄していません。ウェブサイト上の画像・文章などの転載、引用はお断りいたします。