セックス依存症

セックス依存症

依存症の一つであるセックス依存症についての情報をまとめました
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セックス依存症

セックス依存症は、最近になって話題にのぼることが増えてきた依存症です。
依存症は、ある物事への衝動的欲求が、健常な日常生活を破壊するほどの悪影響を持つものです。


その中でもセックス依存症の最大の特徴は、患者にこれが
病気であるという認識がまったくといってよいほどないということです。


20代前半のホステスの例をあげておきます。
この女性は、自分から声をかけて相手を探すこともします。
男性から誘われたら、その多くに応じているということです。


うつ状態で受診した際にも診察までの待ち時間が耐えられず、
その間に彼氏を呼び出し、近くのホテルで行為に及んでから帰ってきたといいます。


さらに診察を受けた後、薬を取りに行く際にも出会った男性に
声をかけ、またホテルへ行くという状況です。


このように空虚な時間が耐えられないというのが特徴です。
寂しさ、空虚さを埋めるために異性を求めるのですが、
それのみでは決して癒されることはないのです。


こうして同じ行為を繰り返すことになります。
まるで麻薬中毒の症状と同じパターンです。


この女性の場合は、幼少時に実の父親から性的虐待を受け続けたことが、
トラウマとなっていました。このように自分の過去の性体験を
現在の人間関係で再演しようとする無意識の衝動があるのです。


そうすることで、過去のトラウマを癒そうとしているのですが、
この方法では決して根本的には癒されないのです。


出会い系サイトで相手の男性を探すケースも多いです。
本来は性感染症の危険、そして暴力や事件に巻き込まれる危険が伴う行為です。
しかし、その危険を冒してまでも、衝動に身をまかせてしまうのです。


こうした女性の場合、既婚男性ばかりを好むという歪みも持っていることがあります。
性依存症に加え、不倫願望も強いというケースです。
これは典型的な自己のコントロール喪失の例です。


このようなセックス依存症の場合、幼児期のトラウマをきちんと
癒すことができると、次第に軌道修正がなされていくことが多いのです。


幼児退行催眠などの催眠療法カウンセリング家族療法は、有効な治療法となります。


 

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