寝たきりにならないために禁煙

寝たきりにならないために禁煙

寝たきりになる最大の原因は脳梗塞などの脳血管性の疾患。そして、その最大の原因は喫煙です。タバコによる動脈硬化が脳の血管を閉塞させるのです。
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喫煙する芸能人には食道癌や肺癌による死亡が多い

ニコチンだけがタバコの害毒ではありません。強い発がん物質であるタールのほか200種類もの発ガン促進の化学物質がタバコには含まれているのです。食道癌と喫煙の関係は医学的に完全に証明されています。やしきたかじん氏が、もし、喫煙者でなかったら、あと20年は活躍できていたに違いないのです。84歳まではテレビで活躍できたことでしょう。タバコは老化を促進し、肺癌や食道癌や乳がんを引き起こすのです。また、動脈硬化で全身を老化させてしまいます。

 

タバコで食道癌になる

食道がんは、治りにくい癌であり、タレントでこの食道癌になった人は、勝新太郎でも、三浦洋一でも、皆、助かることはありませんでした。進行してから見つかることが多く、治療で改善することは少ないです。ですから、この食道癌を予防する方法は、禁煙しかありません。いま、タバコを吸っている人は、すぐに禁煙して食道癌を予防しましょう。

 

妊娠中に喫煙すると、ニコチンやタールをはじめとする化学物質が胎児の脳の発達を阻害し、学習低能児や発達障害児が生まれることが世界的な研究でもすでに明白になっています。ところが、妊娠が分かったときに喫煙していた女性は全体の18%もいます。つまり二割の胎児はタバコによる脳障害を受けて生まれてきているのです。日本に今、発達障害や人格障害などの疾患が激増している理由として、妊婦の二割が喫煙者であるという問題があるのです。そして、妊娠が判明した時点で、このうちの13%は禁煙しましたが、なんと5%は妊娠中期になってもタバコをやめていなかったのです。これは環境省が2013年10月、妊婦と夫それぞれ約7万人から調査したデータです。

 

妊娠中の喫煙は危険

妊娠中の喫煙で、赤ちゃんが低体重になること、赤ちゃんの脳に障害がおこることを知っていれば、恐ろしくてタバコなど吸えません。妊娠しようと思った時点で禁煙するのがあたりまえです。また夫のほうは49%が妊娠判明時に喫煙していたそうです。そのほとんどは禁煙をせず、妊娠中期になっても46%が続けていたのです。これなども、受動喫煙の有害性を知らないのでできることです。禁煙教育が日本に普及しなければ、障害児や発達障害などがますます増えてしまいます。政府は速やかにタバコの税を三倍から十倍にあげて、禁煙しやすい環境をつくるべきです。

 

タバコとアンチエイジング

タバコの健康への悪影響については、多くの人が知っていると思います。仕事がら、喫煙者である患者さんに、禁煙を勧めることがしばしばあります。多くの場合、「私はそんなに長生きしたくないから禁煙するつもりはない」「いつ死んでもかまわないから好きにしたい」このような理由をあげて禁煙に抵抗されます。実は、多くの健康上の問題は、喫煙者の場合は、たばこをやめることで、かなり改善するものなのです。というのは、本来、病気をする必要がなかった健康な人が、喫煙を続けるうちに、たばこの害毒によって健康を害してしまい、現在の状態になったというケースがたいへん多いのです。喫煙者の場合、すべてに優先するのは、まず禁煙することなのです。どんな西洋薬も、漢方薬も、そして鍼灸も、禁煙することなしにいくら施術しても、服薬しても、改善効果は半減します。逆に禁煙さえできれば、他に治療しないでも病気が改善するケースすら多数みられます。タバコの問題の一つは、煙とともに吸い込む大量の一酸化炭素が肺から血液に溶け込み、それが血管の壁を酸化させて動脈硬化を起こしていくことにあります。一酸化炭素は、不完全燃焼の結果生まれるものであり、大量に吸い込むと中毒死するほどの危険物資です。

 

一酸化炭素の害毒

そもそも老化とは、血管の老化から始まるといわれています。血管がまず老化し、血管を介して栄養を受けている臓器や皮膚が老化していくのです。その血管をダメにしてしまうことがたばこの大きな問題点なのです。喫煙者が認知症になりやすいことは、すでに明らかになっていますが、これも脳の老化を引き起こすためです。この一点をみても、喫煙がアンチエイジングの最大の敵であることが分かると思います。発がん関連物質が200種類近く含まれているために、各臓器の発がんが促進されることや、肺気腫を起こし、呼吸器疾患での死亡率を高めることなど、タバコには百害あって一利なしです。ストレス解消のためにタバコを吸うと主張する人も多いですが、彼らの言うストレスとは、実は、ニコチン切れの禁断症状のことなのです。偉い漢方の大家でも喫煙する人がいて、あきれることがあります。これでは患者さんを指導できません。世界保健機構(WHО)でも喫煙は「ニコチン依存症」という疾患として分類されています。このニコチンは強い中毒性があり、ニコチンが切れるとイライラし、落ち着かなくなり、作業効率が落ちるという、いわゆる禁断症状が出現するのです。禁断症状をストレスだと主張する理屈は通りません。それでは麻薬中毒も覚せい剤中毒も、正当化されてしまいます。「タバコをやめたらストレスで病気になる」などという理屈は、根本的に事実誤認しているということです。

 

タバコを吸うと認知症になる

認知症になると本人もつらいですが、それを介護する家族も過酷です。そんな認知症になる近道はタバコを吸うことだったのです。喫煙こそが認知症の最大の原因のひとつでした。喫煙すると認知症になることが科学的に判明しています。認知症発症のリスクが2倍になることが明らかになっているのです。たばこを吸うことで、脳血管が動脈硬化して認知症になるだけでなく、アルツハイマー型認知症も増加します。認知症になる危険度は2倍です。6月14日の日本老年医学会で九州大学の研究チームが発表した内容によると、日本人を対象にした研究で、喫煙が認知症を増加させることが明らかになったのです。

 

タバコでアルツハイマーが増加

1988年から15年間追跡した調査で確かめられており、間違いのない結果です。大規模調査により、喫煙者は非喫煙者の二倍、認知症が発症していたのです。過去に喫煙歴がある人と非喫煙者では明確な差が認められておらず、タバコをやめることで、リスクがかなり軽減するらしいこともわかっています。今すぐにもタバコをやめるほうがいいということです。かつて一部の似非学者が唱えた「タバコがアルツハイマーを予防する」との説が完全に嘘であることは、世界中の医学者の常識です。タバコでアルツハイマーが増加します。

 

寝たきりにならないために禁煙する

禁煙はアンチエイジングのために必須です。寝たきりでも住み続けられる高齢者専用住宅が、最近、増えてきているそうです。政府は、来年度予算で325億円を計上して、こうした高齢者専用マンションを増やす方針だそうです。こうした高齢者専用住宅の多くは、24時間営業の訪問介護事業所が併設されており、仮に寝たきり老人となっても介護が受けられるそうです。しかし、こんな施設を増やすことも大事ですが、本当に大切なことは、寝たきりにならない健康生活を普及することのはずです。

 

禁煙の健康効果

寝たきりになる最大の原因は脳梗塞などの脳血管性の疾患。そして、その最大の原因は喫煙です。タバコによる動脈硬化が脳の血管を閉塞させるのです。喫煙者には脳梗塞や脳出血が多いことが判明しています。政府がすべきことはすみやかにタバコ税によりタバコを一箱1000円に値上げすべきなのです。喫煙者を減らし脳血管性疾患を減らすことがまず第一です。


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