前世療法においては、前世の自分の行為と思考が生まれ変わった後の自分に、そのまま影響を与えていることがよくわかるケースが多いです。前世の自分が引き寄せたものが生まれ変わった今生の自分のところにやってくるということです。前世で人を幸せにしていれば今生は自分の幸せが実現しやすく、前世で人を苦しめていれば、今生の自分の苦しみは多い傾向にあります。法則性はもっと複雑にありますが、基本原則はこの因果応報なので、今、自分が苦しいことやつらいことがあったとしたら、それは前世の行いが自分に戻ってきている可能性があります。ですから「引き寄せの法則」というのは、今生だけのものではないのです。
前世からの影響という要素
原因不明の不運や不幸が続くことを悩んでいる方は前世の因果(カルマ)の可能性があるのです。しかし、苦しんだことによりその分のあがないがなされたので借金が減ったのだと考えて感謝して乗り越えましょう。やがて前世の借金がなくなると、軽くなり、良き想念もすぐに現実化するようになります。一般的に、想念の現実化や引き寄せが遅いとかいまいちの人の場合、前世の借金(マイナスのカルマ)がまだ残っていることが考えられます。早く改善する近道は利他の愛の実践です。人を助け、人を喜ばせ、人を幸せにする生き方をしていれば、善徳が積まれます。これはプラスのカルマを創造していることになります。こうするとマイナスの消滅は加速されます。このあたりの法則性を理解できる実例は
『前世療法 医師による心の癒し』(東方出版)詳しく書いていますので、ご関心のある方は読んでみて下さい。