アサーション

アサーション

アサーションについての情報をまとめました

対人関係のストレスを緩和するアサーション

夫婦や恋人や親友であっても「親しき仲にも礼儀あり」です。
少なくとも、相手の尊厳や誇りを傷つけないだけの配慮をしたうえで、自分の気持ちを伝えるべきです。


そのようなコミュニケーションのことを「アサーション」といいます。
自分がどう思っているかという自分の気持ち、悲しいとか、つらいとか、苦しいとかを伝えて、
相手を責めるのではなく、こちらの感情を理解してもらうというコミュニケーションです。


待ち合わせ場所に遅れてきた彼に
「どうして遅刻したの!連絡もなしに、こんなに待たせて!謝んなさいよ!」と伝えるのと、
「あんまり遅いので、心配しちゃった。何かあったのかって。遅れるときはちゃんと知らせてね」


と伝えるのでは、その後の二人の関係は大きく変わってくるのです。
前者は相手を責めているのであって、後者は自分の気持ちの理解を求めているのです。


アサーションというのはこのような会話の仕方です。そういう対話であれば、親しい人に
素直に思いを伝えられることでしょう。アサーション(assertion)は、
「(さわやかな)自己表現」という意味として使われています。


アサーションというのは、コミュニケーションが苦手な人でも
上手に対人関係を築くために役立つ、意思表示のテクニックです。
アサーションでは相手の感情に配慮しつつ、うまく自分の要求を相手に通じさせる方法を学びます。


そうすることで自分の尊厳や権利を守り、不当な支配や抑圧を受けないですむように自己防衛をするのです。
アサーションは、服従でも攻撃でもありません。客観的に相手を観察し、自分への影響を述べて、
自分の気持ちをはっきりと伝えるためのテクニックなのです。
わかやりやすい解説書で誰でも習得できますので、対人関係に悩んでいる人はぜひ一読してみてください。


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