資格についての注意点

資格についての注意点

心理療法や催眠療法に関する資格についての情報をまとめました

資格についての注意点

現在、カウンセリング、催眠療法などの心理療法を受ける場合、そ
の資格について一般の人々に十分な情報が普及しているとは思えません。


実は、こうしたセラピーを行うための国家資格が厳密には存在しないのです。
国家資格としては、医師、看護師、鍼灸師などの資格が存在しています。


医師の場合は精神科医、心療内科医、内科医などが、実際の診療場面で
カウンセリングなどの心理療法を取り入れています。催眠療法を行う医師も少しずつ増えてきています。


看護師や鍼灸師の場合、その専門業務ではないので、別途、臨床心理士の
資格を取るか、それ以外の民間資格をとって、研鑚を積んで、カウンセリングの臨床にあたっています。


臨床心理士という資格は有名ですが、これは国家資格ではありません。
民間資格(学会認定の資格)なのです。


心理学系の学部を卒業して、指定校(大学院修士課程)に進学し、
カウンセリング技法などを学び、試験に合格すると臨床心理士資格が得られます。


臨床心理士は、警察などの相談業務の公務員、スクールカウンセラー、
民間相談所のカウンセラー、医療系心理技術者として活動しています。


現在、日本では、一般の人の心理的な相談を受けるカウンセリングの
仕事をするのに、定められた資格というものが存在しません。


アメリカの場合、アメリカでの臨床心理士の資格がないとカウンセリング行為はできませんが、日本では公的資格がなくても誰でもできる仕事になってしまっているのです。
このため、そのレベルに大きな差ができてしまっているのが現状です。


なお、催眠療法士という国家資格も存在していません。


前世療法を世界に普及させたアメリカの精神科医、ブライアン・ワイス博士は、
その著書の中で、「前世療法は医師から受けることが望ましい」と明記しています(『前世療法2』PHP出版)。これは「前世療法で見たものを現実の問題に統合するためには、医療知識、臨床経験が不可欠であるため」であるとしています。

 

※著作権は放棄していません。ウェブサイト上の画像・文章などの転載、引用はお断りいたします。